2015年01月26日
明日はムーチーの日
はいさい!
おきなわワールド広報担当の兼元です。
さて、タイトルにも書いてありますが、明日1月27日(旧暦の12月8日)は『ムーチーの日』です。
ムーチーとは沖縄の方言で『餅』を指す言葉で、『鬼餅』とも言われています。
白糖・黒糖や紅芋を粉末にしたものなどで味付けした餅を月桃の葉っぱで包み、蒸して作ります。
月桃の葉っぱの香りがムーチーに絶妙な風味を施し、やみつきになります!
この時期になると地元のスーパーにはムーチーが売られますので食べたことがないという方はぜひ食べてみてください!
これがムーチーです!(画像はウィキペディアより)
さて、なぜこの日が『ムーチーの日』と呼ばれているのか、
なぜ『鬼餅』と言われているのか、疑問に思った方もいると思います。
『鬼餅』の由来にこのような沖縄の民話があります。
○鬼餅の由来
この民話には少しアダルトチックな部分もありますので、
ここで簡単に説明しますと・・・
昔、首里の金城に住んでいた兄と妹がいましたが、
ある時兄は大里(現在の南城市)に移り住み、人や家畜を食べてしまう鬼となってしまいます。
何とかしようと考えた妹は餅を作ります。
自分が食べる餅は普通の餅ですが、兄に食べさせる餅には鉄を入れました。
数日後、妹の家に兄がやってきた際に、家の近くの崖付近で二人で餅を食べます。
兄は餅を食べるのに苦戦しますが、妹は何事もなく餅を食べます。(まぁ、妹は普通の餅なので。)
その姿に驚いた兄はそのまま崖から落ちてしまい、妹は鬼となった兄を無退治することができました。
この鬼を退治したのが旧暦の12月8日であったので、
毎年この日に鬼を退治するきっかけとなった餅、『鬼餅』を作って食べるようになったと言われています。
おきなわワールドがある南城市はこのような民話から
ムーチー(鬼餅)発祥の地とされています。
南城市の大里庁舎にはこのようなものもあります!
少し遠くてわかりづらいかもしれませんが、
直径3.25m、深さ0.75m、重さ900kgもある巨大なムーチー鍋なんです!
実際にこの鍋でムーチーを作っていたそうですよ。(残念ながら現在は行っていないようです。)
この自販機にある画像の真ん中がその様子です。
クレーンで蓋を持ち上げていますね(笑)
さて、ムーチーの話をしているとだんだん食べたくなってきたので、この辺で終わりにしようかと思います。
皆さんも明日はぜひムーチーを召し上がってくださいね!
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