オオハマボウの花
『オオハマボウ』。
沖縄の方言で、「ゆうな」。
朝開花して夕方落花する花で、
すこし寂しげな印象がある。
沖縄では、トイレの紙が貴重だった時代、その葉っぱがトイレットペーパー代わりだったという。
1日で落花するゆうなの花と、ふいたら終わりのトイレットペーパー。
はかなさ、という意味では同じである。
そんな情緒的な花「ゆうな」の花は、ちょうど今の時期、おきなわワールド園内でも見ることができる。
琉球王国城下町内の「ゆうな」の花
フールのとなりに生えている「ゆうな」の木。
フールとは昔の沖縄のトイレ。
用をたしたら手をのばして、この葉っぱを紙の代わりに使う。
「ゆうな」の葉っぱ(手のひらよりもふたまわり大きい)
これを手でくしゃくしゃにやわらかくして使う
知り合いの方に聞いてみると「いろいろ試したが、やっぱりこれがいい」とのこと
玉泉洞入口近くにも咲いている
ちかづくと花がちらほら咲いているのがわかる
―ウィキペディアより―
和名:オオハマボウ(大浜朴)
沖縄方言名:ユウナ
学名:Hibiscus tiliaceus L.
英名:Sea hibiscus
分類:アオイ科フヨウ属
原産:熱帯アジア(特に太平洋、インド洋地域)
タイプ:常緑高木
海岸の防風林、防砂林として利用される。
葉が大きく、香りもよいため、中国福建省、広東省、台湾などで餡入り団子を蒸す時の敷物として用いられる。
また、咳止めや腫れ止めの民間薬としても利用された。古くは包装用や皿としても用いられた。
樹皮は繊維に富むため、これを加工してロープや魚網などの原料とした。また、材からは水中めがねも作られた。
根は煎じて解熱剤とする。
和名の由来は、ハマボウに似て、花も葉も一回り大きいことから。
関連記事