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Posted by TI-DA at

2020年03月02日

ブクブク茶を体験!

こんにちは!

『ブクブク茶』って知ってます?
『泡』を楽しむお茶です。

お祝いの時などにも飲まれてたそうですが、特に作法とかのルールは無く、
「楽しく飲む!」というところが沖縄らしいです。

実際に作って(泡立てて)みました。

カシャカシャと鳴る茶筅と器の竹が擦れる音は何となく癒されます。
雑音入ってますが、気にしないでください。



「10分ほどでできる」ハズが、30分近くかかりました。
腕の疲労もかなりのものです。

ちなみに材料は、煎り米、やんばる茶、さんぴん茶です。
重要なのは、硬水を使用すること。
硬水でないと泡が立たないらしい。

盛り付けです。

外に出て、スタッフの人に見えないように・・・ふざける”K”とあおる”H”。



記録は高さ30cmで通常の2倍ほどで完成!

そのうち、ラテアートみたいにパンダとか作れそうな気がしたので、スタッフに提案しときました。

もちろん高さ30cmの『ブクブク茶』はおいしくいただきました。
が、結構渋い・・・。
なので、普段は”タンナファクルー”という沖縄の甘いお菓子も一緒に出されます。

泡が多すぎて、タンナファクルーだけでは足りないのチビマンも買って美味しく頂きました。


”チビマン”
小さいから”チビ”ではなく、お尻のようだから”チビマン”です。と勝手につけてる。
沖縄の方言です。
”桃まん”という商品名です。



今回、違う意味で『泡を楽しむ』してきました。

皆さんも『泡』を楽しんでください!


ではでは、ひがでした。






  


Posted by おきなわワールド at 09:19文化の話題

2020年02月21日

機織りに設計図!

こんにちは!

先日、機織り工房の前でこんなやり取りが。
「きれいにできたねー」
「こんなん誰でもできるよー」
「〇〇ちゃん起用やー」
「△△ちゃんもやってみー」

 と、関西弁でなんですが、違ってたらごめんなさい。

テレビ見たことあるような、おばちゃんのやり取りにちょっとニヤけてなんだか楽しくなりました。😄

心の中で『体験って素人でも上手にできるから、すごさが解り難いんだなー』っと・・・。

私も工芸体験で何か作ったときは、同じ気持ちになります。

しかし工房の人たちに裏話的なことを聞いたりすると、ものすごく綿密で繊細な技術の結晶があり、
その技術があって『素人でも上手にできる』と勘違いしそうになる体験作品ができるのだと感心させられます。

その話の中の一つで機織りの設計図です。


よく見えないので、アップの画像です。
青い帯のような模様の下は、こんな感じで文字や数字がぎっしり!



この通りに織るとこの作品になります。



設計図があることにも「えっ!」と驚いたのですが、6,7年前に大作の設計図を見せてもらった時は衝撃でした。びっくり!
A1くらいの大きい紙に、とっても細かく、図や数字や暗号のようなものがぎっしりびっくり!!
その図は、企業秘密と言われ写真は撮れませんでした。

他にも紅型の型の作成技術とか、陶器は体験後も大変!焼いて完成するまでの話とか。
いろんな工房からたくさんの情報もらって、勉強になりました。
そのお話もいつかできたらいいなぁ・・・。

おまけ!


この図面は、テレビのドラマ?だったかな?
その時に使用するので、写真のみで再現してと頼まれた時の設計図だそうです。
見ても、さっぱり解らないですね。





ではでは、ひがでした。





  


Posted by おきなわワールド at 12:51文化の話題お知らせ

2020年02月07日

沖縄で売れないもの




本日2月7日の沖縄本島21℃。
本土の大雪のニュースを見ながら、日本の広さというか長さを実感する今日この頃です。


さてさて、上の写真は旧正月の風景です。



ご存知の方も多いとは思いますが、沖縄では旧暦が生活の中に根付いています。
海人(うみんちゅ)の町、糸満では主に旧暦にてお正月をお祝いします。
港ではお正月の旗を揚げた船がたくさん停まります。

旧暦、通常の暦とは少しずれ。
今年の旧正月は1月25日でした。


そうそう。

本土の商品で、沖縄では売れないと言われているものが2つあります。
(本当かどうかは不明ですが・・・。)

 ①カレンダー
 ②手帳

沖縄では新暦だけでなく、旧暦が常に意識されています。


オバア : 「今日は15日さあね~。うーとーとーしましょうねえ。」。

 私   : 「????(今日、15日じゃないよ?)」


旧歴の1日、15日は仏壇などへお祈りする日。
旧暦併記のカレンダーじゃないとうっかり忘れてしまいます。。

新暦しか掲載していない通常のカレンダーや手帳は、沖縄の地では『とても使いにくい』ものなのです。

※「うーとーとー」とは?
 美ら島物語「島くとぅば」
 https://www.churashima.net/word/68.html




これは、「沖縄手帳」と呼ばれるもの。旧暦の他、潮の干満や月の満ち欠けも記入されている優れもの。
(行事の他、釣りや潜り、また野菜の植付もこれを参考にしているウチナンチューも多いようです。)

沖縄旅行の際、こんな手帳やカレンダーを入手するのも面白いかもしれませんね~。
クリスマスやバレンタインと同じ感じで『さんしんの日』『ウマチー』『シーミー』などなど・・・。
沖縄の不思議をいっぱい発見できますよー。

沖縄の書店等などに様々な種類の沖縄手帳、沖縄カレンダーが並んでいますので。
ぜひチェックしてみてくださいね。沖縄感たっぷりの生活も、きっと楽しいはずー!です。


  

Posted by おきなわワールド at 14:27文化の話題季節の話題

2020年01月28日

琉球の手漉き和紙で卒業証書作り♪




みなさま、ハイタイ!
おきなわワールドです。


年が明け、どことなーく春っぽくなってきましたね!
春と言えば、卒業シーズン。

琉球王国城下町内「紙すき工房」にて
南城市立船越小学校6年生の児童の皆さんが
卒業証書に使用するための用紙を
琉球の手漉き和紙で作成しました!!!

自分の卒業証書用紙を自分で作成できるのは
とっても嬉しいですよね♪




児童の皆さんは、
和紙の原料である楮と月桃の繊維が入った
水を木枠ですくい上げ、紙の形を作る工程を体験。

体験を終えて、水の中がトロトロしてて気持ちよかった!
自分の卒業証書を作ることができて嬉しい!などと
感想を話しておりましたよー♪


児童の皆さんが作った手漉き和紙は、
天日干しなどの工程を経て仕上げられ、
卒業式当日一人一人に手渡されるんですよーーー!

児童の皆さん、お楽しみにしててくださいね♪


さらに!1月30日(木)ラジオ沖縄にて放送の
「SPLASH!!!」にて卒業証書作りの取材リポートもございます。

ぜひお聴きください♪♪♪



◎ラジオ沖縄放送「SPLASH!!!」(※毎週月曜日~金曜日6:55~8:55 )

<琉球の手漉き和紙で卒業証書作り>
放送日:1月30日(木)8:25頃~



  


Posted by おきなわワールド at 20:35文化の話題

2020年01月24日

コウモリと旧正月を祝おう!


はいさい。
おきなわワールドです。

2020年の旧正月は1月25日(土)です。



おきなわワールドでは、アジア各国のお客様歓迎の意味を込めて
旧正月の飾りつけを行っていいます。



入口にはコウモリのイラストが入った飾りつけがあります。

なぜ、コウモリ?
と思う方もいらっしゃるかも知れません。

中国語で「蝙蝠」と「幸福」が同じ読みになることから
吉祥文とされています。

ちなみに伝統工芸紅型染の柄にもコウモリは縁起物として
描かれていますよ。


おきなわワールド 鍾乳洞「玉泉洞」へ向かうアーケードにも飾りつけ。
鍾乳洞と言えば、コウモリの住処です。



洞内には小さなコウモリが棲んでいます。
種類はオキナワコキクガシラコウモリといいます。



  


Posted by おきなわワールド at 12:04文化の話題

2019年12月18日

沖縄の方言 どれだけ分かるかな? 

はいさい!
おきなわワールドです。



沖縄には地域によってさまざまな方言が話されています。


沖縄の方言って面白い! ムズかしい?


沖縄の独特な名字も紹介!


コレが読めたら沖縄ツウ!

沖縄にはこんな不思議な読み方をする地名や、本土にはない名字もいっぱい!
あなたはどのくらい読めるかな??

沖縄的地名
地名読み方
東風平こちんだ
今帰仁なきじん
保栄茂びん
具志頭ぐしちゃん
奥武山おうのやま
為又びいまた
勢理客じっちゃく
大工廻たくじゃく
南風原はえばる
安謝あじゃ


沖縄的名字
名字読み方
仲村渠なかんだかり
阿波根あはごん
我如古がねこ
喜屋武きゃん
瑞慶覧ずけらん
東江あがりえ
謝花じゃはな
嘉数かかず
上江洲うえず
照屋てるや


 沖縄島宮古島石垣島
①ありがとうにふぇーでーびるたんでぃがーたんでぃにーふぁいゆー
②いらっしゃいめんそーれんみゃーちおーりとーり
③美しいちゅらあぱらぎあっぱりしゃん


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知られざる沖縄のパワースポット「大石林山」。
聖地アシムイと呼ばれ、数々の神話が伝わるこの地から
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大石林山:沖縄本島最北端の絶景スポット
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Posted by おきなわワールド at 17:29文化の話題オススメ!

2019年10月19日

知ってましたか? 10月25日は「空手の日」

はいさい。
おきなわワールドです。

沖縄を発祥地として、沖縄空手は発展しています。

来年開催の東京オリンピックで正式種目となった「空手」ですがはじめは「ティ」と呼ばれていたそうで、沖縄古来の武術が中国の武術と融合して誕生しました。今や世界中に愛好家がいるといわれる「空手」。



1936年10月25日、いまでは世界の空手家や多くの人々になじみとなった「空手」という表記が公式に決定され、平成17年(2005年)3月、沖縄県議会において10月25日を「空手の日」とすることが決議されました。(沖縄県HPより

空手を創造し育み、受け継いできた先人に敬意を表するとともに、「空手の日」及び「空手発祥の地 沖縄」を広く国内外へ発信することを目的に奉納演武及び記念演武祭を開催されますよ。

空手の日 奉納演武
2019年10月25日(金) 11:00〜12:00
場所:沖縄空手会館 特別道場


空手の日記念演武祭
2019年10月27日(日) 15:30〜17:30
国際通り及び那覇市テンブス館前広場

沖縄伝統空手道振興会所属の4会派を中心に
5つの演武エリアにて一斉演武及び各団体演武を行う

※詳細は下記HPよりご確認下さい。
https://karate-event.jp/

おきなわワールド開園のお知らせ(2019年9月22日)
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Posted by おきなわワールド at 12:00文化の話題お知らせ

2019年09月18日

しまくとぅば いろいろ

はいさーい!ぐすーよーちゅーうがなびら。
(こんにちは、皆さんご機嫌いかがですか)

皆さん。今日は何の日かご存知ですか?
そうです!9月18日は「しまくとぅばの日」ですね~。
沖縄県各地域のしまくとぅばの奨励を目的に、2006年に制定された記念日です。

みなさんは、しまくとぅば使っていますか?
私は、少し聞き取ることはできますが、ほとんど喋ることはできません。
勉強しなきゃ・・・
と思っていたので、今日は少し調べてみたので、ご紹介します。

「しまくとぅば」と一言でいっても、沖縄の地域によって違うようです。
例えば、「お母さん」
・北部→あんまー
・中南部→あんまー
・宮古→あんな
・石垣→ぶねー
・与那国→あぶた

「私」は・・・
・北部→わぬー
・中南部→わん
・宮古→ばん
・石垣→ばぬ
・与那国→あぬ

という風に、いろいろ。

各地域のしまくとぅばの違いを調べてみるのも、楽しいかもしれませんね。

それでは、またやーさい!(またね~!)

こちらもぜひ!↓
https://www.gyokusendo.co.jp/dialect/

  

Posted by おきなわワールド at 10:19文化の話題

2019年03月08日

字幕付き 沖縄方言(うちなーぐちを方言マスターと学ぼう!)

はいさい!
おきなわワールドです。

いきなりですが、
今月は、うちなーぐち強化月間です!

まさかやー!!ゆくしやさにー!(沖縄方言 訳:うそー!!)

はい、少し驚きましたか?
(そうでもないですよね・・・)




おきなわワールド赤ハイビスカス
うちなーぐち で旅をたのしんでくぃみそーれー!

右 動画で方言を学ぼう!

沖縄方言って難しい!面白い?
地元のおじぃから方言を学んでみよう。



10分程の動画ですが、
すぐ観終わりますのでぜひご視聴下さい!

沖縄方言をもっと知りたい方は下記をチェック!

旅先ですぐに使える沖縄方言

沖縄方言を深く知りたい方は、下記アドレスをご覧ください。

(外部サイト:http://www.gyokusendo.co.jp/dialect/


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Posted by おきなわワールド at 17:50文化の話題

2016年12月31日

沖縄では大晦日を「とぅしのゆるー」と言います。

はいさい。
おきなわワールドです。

今日は12月31日、大晦日ですね。
沖縄では、大晦日の事を「年の夜(とぅしぬゆーるー)」と言います。

正月を迎えるに当たり、正月飾りや料理の準備を整え
「早く寝るとそれだけ早く年をとる」という理由で
夜遅くまで起きて静かに正月を迎える事がふつうでした。
※むかしは数え年の為、新年を迎えると1つ歳をとると考えられていたようです。



沖縄の年末年始の風習について、
おきなわワールド王国歴史博物館に展示されています。
この機会にぜひ足を運び下さい。


そして、大晦日と言えば「年越しそば」
もともと沖縄では年越しそばはありませんでしたが、

1968年、県内の沖縄そばを製造するメーカーさんが
年越しそばとして「沖縄そば」を製造したそうです。

今年は、この時期73万食を製造するとの事。



来年みなさまにとって良き年になりますよう願っております。



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#大晦日 #沖縄そば #おきなわワールド

  

Posted by おきなわワールド at 10:32文化の話題地域の話題

2016年12月23日

紅型新収蔵品と紅型デザイン展開催!

はいさい!
おきなわワールド広報担当の兼元です。

さて、クリスマス目前の今日この頃、
皆様はどうお過ごしでしょうか。
ちなみに私のクリスマスの予定は
きれいな白紙をしておりますが(どうでもいいお話すみません)
そんな私から本日より始まりました
イベントのご紹介です。

○紅型新収蔵品と紅型デザイン展
おきなわワールドの中にあります「王国歴史博物館」に
今回新たに紅型関連の収蔵品が展示されます。
故名渡山愛順氏の紅型作品や染色道具、
琉球王国最高女神の聞得大君の衣装や女性の装飾品が展示されています。
また、沖縄県で活躍する紅型作家たちの最新作が集まる「りゅうぎん紅型デザインコンテスト」より、
歴代の大賞受賞作品25点も展示されます。



この企画展開催に伴いまして、本日記念式典も開催されましたよ。



企画展の開催は本日23日(金)から2017年1月29日(日)までとなっております。
皆さんもぜひ足を運んでみてくださいね!


また、ハブ博物公園でも本日開始のイベントがあります!
詳しくはこちらのページをご覧ください!

○ハブ博物公園年末年始イベント





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Posted by おきなわワールド at 16:08文化の話題イベント情報

2016年12月18日

サキタリ洞遺跡 発掘調査見学会 (最終日)

12/17日と18日の発掘調査見学会にご参加頂いた皆様、ご来跡ありがとうございました。

沖縄県立博物館・美術館の藤田先生のお話は愉しかったと思います。
子どもさんたちも大勢いらっしゃいました。

発掘調査のお話しとともに、古代から現代まで3万年のあいだ利用されてきた
サキタリ洞遺跡の景観も心に残ったのではないでしょうか。



本日の見学会の様子もご覧下さい。


サキタリ洞遺跡
(ガンガラーの谷のケイブカフェでもある)



  続きを読む


Posted by おきなわワールド at 19:49文化の話題イベント情報

2016年12月17日

サキタリ洞遺跡 発掘調査見学会 (初日)

世界最古の釣り針が発見された旧石器時代の遺跡で
発掘調査見学会を開催しています。

こちらは本日(平成28年12月17日)の見学会の様子です。
明日18日も行いますので、ぜひご来跡ください。


沖縄県立博物館・美術館の先生が釣り針の出土した発掘調査現場で解説します。
狭い調査区で見づらいため、スクリーンで投影しながら解説しています。


ご家族でお越しの方々も多くいらっしゃいます。
発掘調査現場が洞窟の中というめったにない場所でそれだけで愉しいです。









  続きを読む


Posted by おきなわワールド at 18:17文化の話題イベント情報

2016年11月18日

沖縄の旧石器時代 (県博特別展)

11/15日から沖縄県立博物館・美術館にて
特別展「港川人の時代とその後―琉球弧をめぐる人類史の起源と展開」が始まりました。


特別展「港川人の時代とその後―琉球弧をめぐる人類史の起源と展開」

ガンガラーの谷の「サキタリ洞」で新たに発見された世界最古の釣り針や3年前の人骨をはじめ、
沖縄の最新の発掘調査の研究成果と出土品が惜しみなく展示・紹介されていて、
とても興味深いものになっています。


サキタリ洞遺跡の出土品の数々(国内最古の貝器や3万年前の人骨など)


サキタリ洞遺跡から出土した世界最古の釣り針

また、日本列島と沖縄との旧石器遺跡の出土品の比較や、
アジアのなかでの沖縄の旧石器人の特徴とその位置づけが紹介されています。


日本の石器


韓国の石器


フランスの石器


マンモスの牙や投槍器

沖縄ではなかなか観ることのできない日本各地の旧石器時代の石器の
数々を見られることも、この特別展の魅力です。
岩宿遺跡の旧石器も展示されています。


細石刃


サキタリ洞人の暮らしぶりを(最新の研究成果をもとに)アニメーションでわかりやすく再現。



12/17日(土)と12/18日(日)は、サキタリ洞遺跡の現場で見学会もおこなわれます。
世界最古の釣り針が出土した発掘調査現場で、実際に調査を行っている県博の研究者の方が、
サキタリ洞を利用していた古代の人々の暮らしぶりをわかりやすく説明してくださいます。

【サキタリ洞遺跡 発掘調査見学会】
日時:2016年12月17日と12月18日(1日3回 1回30分程度)
対象:子どもから大人まで(事前予約必要なし)
場所:ガンガラーの谷内サキタリ洞遺跡

くわしくはこちらをご覧下さい。

「サキタリ洞遺跡 発掘調査見学会」のお知らせ
http://www.gyokusendo.co.jp/okinawaworld/blog/2016/12/post-67.html





  


Posted by おきなわワールド at 15:00文化の話題

2016年09月21日

サキタリ洞遺跡で世界最古の釣り針を発見

ガンガラーの谷のサキタリ洞遺跡で約2万3000年前の世界最古の釣り針が発見されました。
沖縄県立博物館・美術館の、この発掘調査成果の報告について、国内外のメディアが大きくとりあげています。
(2016年9月20日)

・琉球新報 http://ryukyushimpo.jp/news/entry-360160.html
・沖縄タイムス http://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/62814
・朝日新聞 http://www.asahi.com/articles/ASJ9L5HCGJ9LTIPE00P.html
・毎日新聞 http://mainichi.jp/articles/20160920/k00/00m/040/111000c

・BBC http://www.bbc.com/news/world-asia-37402183
・CNN http://edition.cnn.com/2016/09/19/asia/japan-okinawa-worlds-oldest-fish-hooks/


※世界最古の釣り針に関する論文は、PNAS(米国科学協会紀要)に掲載される予定です。

PNAS http://www.pnas.org/content/early/2016/09/13/1607857113.abstract



「世界最古の釣り針(約2万3000年前)」


サキタリ洞の釣り針はサラサバテイなどニシキウズ科の貝の平らな底部を割って磨いて造られました。
発見された釣り針の数は3点で、完成品1点と作りかけ1点と未完成品の先端部1点が発見されました。
アオブダイやオオウナギなどの魚の骨が出土していることから、釣り針でこれらの魚を狙っていたのではないかと推測されています。
※東ティモールのジェリマライ遺跡でも2万3000年前~1万6000年前の釣り針が発見されていますが、7000年も年代の幅があり、サキタリ洞の釣り針のほうが年代の確実さが高く、保存状態も良いそうです。

「オオウナギ」


オオウナギを釣っていた可能性があります。



「世界最古の釣り針が出土した場所 - サキタリ洞遺跡(調査区Ⅰ) -」


サキタリ洞には調査区が3ヵ所ありますが、
調査区Ⅰと呼ばれている区画から、世界最古の釣り針や約3万年前の人骨、
貝製の道具や装飾品、大量のカニの爪などが出土しています。
調査区Ⅰはサキタリ洞の西側洞口にあり、比較的狭い区画となっています。
(後方にケイブカフェのテーブルが見える)

「調査区Ⅰの試掘ピット」


幅の狭い竪堀り区画の底から、約3万年前の人骨が発見されました。

「サキタリ洞(東側の洞口)」


サキタリ洞はガンガラーの谷のケイブカフェになっており、
その一角は発掘調査現場でもあります。



「約3万年前の人骨」


この人骨は幼児の骨で、環椎・肋骨の部分が見つかりました。
沖縄島で見つかった3万6500年前の山下町洞人の人骨が国内最古とされていますが、それに次ぐ古い人骨となりました。
このことから、3万5000年前頃~3万年前頃までには、旧石器人が何らかの航海技術で
沖縄島に渡って来ていたのではないかと推測されています。



「貝製スクレイパーとツノガイ製ビーズ」



2万3000年前の地層から国内最古の貝製ビーズや、海産貝製のスクレイパーが出土しています。
スクレイパーの使用痕分析から、木や竹などを削る道具だったのではないかと考えられています。



「砂岩の石器」


この石器は貝を磨く道具として使われていたと考えられています。
鍾乳洞は石灰岩からできているので、異なる岩石が出土したということは、
旧石器人が他所からサキタリ洞まで砂岩を運んできたといえます。



「モクズガニの爪」


秋になると大きく成長するモクズガニ。
旧石器人は、その旬の季節にあわせて、サキタリ洞のそばを流れる雄樋川でカニを獲っていたことがわかりました。
調査区Ⅰの地層からはモクズガニの爪が無数に出土しています。
約3万5000年前から約1万3000年前までの間、旧石器人の食料となっていたモクズガニ。
そのことから、沖縄の旧石器人は2万年もの間、沖縄島に継続的に住み続けていたということもわかってきました。

「モクズガニ」


雄樋川のモクズガニは、50年くらい前まで地元の人々にも食べられていました。
秋になると、サキタリ洞近くの雄樋川でモクズガニを大量に獲り、
「カニ豆腐」なるものをこさえて食べていたそうです。
秋の味覚は今も昔も変わらなかったようですね。
 
今後の発掘調査にも期待です。(お)




  


Posted by おきなわワールド at 15:30文化の話題

2015年08月26日

沖縄のお盆は「コレ!」

はいさい。
おきなわワールドです。

沖縄のお盆は、旧暦7月13日~15日の
3日間に渡って祖先祭祀が行われます。

本日8月26日は、旧暦7月13日「ウンケー(御迎え)」、
28日は「ナカビ(中日)」、21日は「ウークイ(御送り)」。
になります。


仏壇には沖縄独特のお供物が豪華に。

「青バナナやパイナップル、りんごにオレンジ」など
南国特有のお供え物となります。
最近では、メロンや巨峰、すいかなど供えるご家庭もありますよ。

お供え物は、地域や時代によって変化しているようです。


おきなわワールド 琉球王国城下町(旧上里家)では、
お供え物のレプリカを展示しています。

祖霊をお迎えする意味で、夕方になると仏壇のある
家庭では、両門にローソクを灯し祖霊をお迎えする。
晩御飯では「ウンケージューシー(炊込みご飯)」が
用意され、酢の物と共にお供えします。

沖縄のジューシー(炊き込みご飯)が
食べてみたい!という方、
お土産として販売している
『じゅ~しぃの素』を使えば
簡単に作る事ができますよ!


(ご購入は、おきなわワールドおみやげショップをご利用下さい。)


沖縄でボンと言えば、レトルト商品の
「ボンカレー」が有名です。




レトルトカレーで
おなじみの「ボンカレー」。

調べてみると世界初の市販用レトルトカレー
「ボンカレー」として1968年に誕生しました。

沖縄のスーパーなどで見るのは
レトロなパッケージ「ボンカレー」です。

パッケージは女優の松山容子さん。

このボンカレー実は中身も味が違うのようです。
初代ボンカレーは沖縄で売れた為、今では沖縄地区
限定で販売されています。

懐かしいパッケージから
沖縄お土産としても売れているそうです。

参考:http://www.boncurry.jp/lineup/okinawa.html(ボンカレー)

沖縄土産で異色の
レトルトカレーが登場!




おきなわワールド(南都酒造所)では、
ハブカレー(中辛)を発売中

さらに、「那覇マラソン応援」パッケージで限定販売!
那覇マラソンに出る方、応援する方おすすめです。

以上、宣伝ブログでした。




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知られざる沖縄のパワースポット「大石林山」。
聖地アシムイと呼ばれ、数々の神話が伝わるこの地から
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大石林山:沖縄本島最北端の絶景スポット
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2015年07月07日

おきなわワールドで「織姫」になろう!

はいさい。
おきなわワールドです。

今日は、7月7日七夕(たなばた)。

七夕の主役と言えば、
牛飼いの彦星さんと機織りが上手な織姫さん。

一年に一度、この日に会えるロマンチックなお話。
良く知られている「おりひめとひこぼしの伝説」ですね。

他に、古くから日本に伝わる行事に
「棚機(たなばた)」があります。

右 「棚機(たなばた)」とは

古い日本の禊ぎ(みそぎ)行事で、
乙女が着物を織って棚にそなえ、
神さまを迎えて秋の豊作を祈ったり
人々のけがれをはらうというものでした。

選ばれた乙女は「棚機女(たなばたつめ)」と
呼ばれ、川などの清い水辺にある機屋(はたや)に
こもって神さまのために心をこめて着物を織ります。

そのときに使われたのが「棚機」(たなばた)という織り機です。

やがて仏教が伝わると、この行事はお盆を
迎える準備として7月7日の夜に行われるようになりました。

現在七夕という二文字で「たなばた」と
当て字で読んでいるのも、ここから来ていると
言われています。
(参照:七夕特集より)

機織りと七夕は関係してたんですね。



おきなわワールド 琉球王国城下町「機織工房」では、
情緒あふれる琉球家屋の工房でパッタン、トントンと
機織り体験ができます。





機織り工房では、花織・ロートン織・手花織など
首里の伝統的な技法を用いつつ現代風に
アレンジを加えた新しい織りを見ることも。



機織体験の所要時間は5分〜20分。

職人が丁寧に指導しますので、
小さなお子様から大人まで初心者でも
楽しめる体験メニューです。

旅の思い出や夏休みに、子供と一緒に
機織り体験してみては?



コースター・1,250円・所要時間:20分
しおり・730円・所要時間:5分

右 まめ知識
沖縄の七夕は、旧暦の7月7日(今年は8月20日)に行われます。
星祭りや七夕伝説のようなおもむきと異なり、
墓掃除をして祖先にお盆が近いことを報告する日です。

火葬が普及していなかった時代は、
洗骨が行える特別な日でもありました。

(参考:おきなわ物語より)


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Posted by おきなわワールド at 15:46文化の話題商品の案内

2015年01月26日

明日はムーチーの日

はいさい!
おきなわワールド広報担当の兼元です。

さて、タイトルにも書いてありますが、明日1月27日(旧暦の12月8日)は『ムーチーの日』です。

ムーチーとは沖縄の方言で『餅』を指す言葉で、『鬼餅』とも言われています。
白糖・黒糖や紅芋を粉末にしたものなどで味付けした餅を月桃の葉っぱで包み、蒸して作ります。
月桃の葉っぱの香りがムーチーに絶妙な風味を施し、やみつきになります!
この時期になると地元のスーパーにはムーチーが売られますので食べたことがないという方はぜひ食べてみてください!


これがムーチーです!(画像はウィキペディアより)

さて、なぜこの日が『ムーチーの日』と呼ばれているのか、
なぜ『鬼餅』と言われているのか、疑問に思った方もいると思います。

『鬼餅』の由来にこのような沖縄の民話があります。
○鬼餅の由来

この民話には少しアダルトチックな部分もありますので、
ここで簡単に説明しますと・・・

昔、首里の金城に住んでいた兄と妹がいましたが、
ある時兄は大里(現在の南城市)に移り住み、人や家畜を食べてしまう鬼となってしまいます。
何とかしようと考えた妹は餅を作ります。
自分が食べる餅は普通の餅ですが、兄に食べさせる餅には鉄を入れました。
数日後、妹の家に兄がやってきた際に、家の近くの崖付近で二人で餅を食べます。
兄は餅を食べるのに苦戦しますが、妹は何事もなく餅を食べます。(まぁ、妹は普通の餅なので。)
その姿に驚いた兄はそのまま崖から落ちてしまい、妹は鬼となった兄を無退治することができました。

この鬼を退治したのが旧暦の12月8日であったので、
毎年この日に鬼を退治するきっかけとなった餅、『鬼餅』を作って食べるようになったと言われています。

おきなわワールドがある南城市はこのような民話から
ムーチー(鬼餅)発祥の地とされています。
南城市の大里庁舎にはこのようなものもあります!

少し遠くてわかりづらいかもしれませんが、
直径3.25m、深さ0.75m、重さ900kgもある巨大なムーチー鍋なんです!
実際にこの鍋でムーチーを作っていたそうですよ。(残念ながら現在は行っていないようです。)


この自販機にある画像の真ん中がその様子です。
クレーンで蓋を持ち上げていますね(笑)

さて、ムーチーの話をしているとだんだん食べたくなってきたので、この辺で終わりにしようかと思います。
皆さんも明日はぜひムーチーを召し上がってくださいね!




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Posted by おきなわワールド at 20:36文化の話題地域の話題

2014年12月31日

2014年 おおみそかの過ごし方(年越しそばを食べよう)

はいさい。

おきなわワールドです。

2014年も残りわずか。

沖縄の方言で「おおみそか」を
年の夜(とぅしぬゆーるー)と言います。


そして、おおみそかと言えば
「年越しそば」


もともと沖縄には、年越しそばを
食べる風習はありませんでした。

沖縄のおおみそかと言えば、
正月を迎えるに当たり、正月飾りや料理の準備を整え
「早く寝るとそれだけ早く年をとる」という理由で
夜遅くまで起きて静かに正月を迎える事がふつうでした。
※むかしは、新年を迎えると1つ歳をとると考えられていたようです。

右 沖縄ではいつから年越しそばが始まったの?

沖縄では、1968年にサン食品さんが
県内で初めて年越しそばとして沖縄そばの販売を開始したそうです。
(外部リンク:沖縄そばの歴史より)


沖縄でも「年越しそば」を食べるようになりましたが
日本蕎麦ではなく、「沖縄そば」が定番です。




沖縄そばを食べたくなってしまったのではないでしょうか?
おきなわワールド内にも沖縄そばのお店、ありますよ!

おきなわワールドのおみやげ専門店街内
そば屋『沖縄そば自慢 なんと屋』です。
こちらまでは入場無料ですので、どうぞお気軽にお越しくださいね!

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沖縄そば自慢 なんと屋

営業時間 10:00~17:00
座 席 数  85席(カウンター席・テーブル席・座敷)
場  所  おみやげ専門店街1F

料金
・沖縄そば     650円 ・ソーキそば    780円
・沖縄そばセット  870円 ・ソーキそばセット 980円

・沖縄風ジャンボ天ぷら(魚)  160円
・炙りソーキ    360円 ・地ビール      650円

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皆さまのお越しをお待ちしております!

2014年、年の夜(とぅしのゆーるー)
来年みなさまにとって良き年になりますよう願っております。



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●おきなわワールドが「人気のテーマパーク トップ 10」にランクイン!
 世界最大級の旅行サイト「トリップアドバイザー」の
 「トラベラーズチョイスアワード 2014 」を受賞しました!!
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Posted by おきなわワールド at 15:08文化の話題

2014年12月11日

国内最古の埋葬人骨の可能性あり (サキタリ洞 発掘調査記者発表) 

本日『サキタリ洞』にて、2014年度の発掘調査の成果として、
沖縄県立博物館・美術館による記者発表が行われました。

今回のサキタリ洞での発掘調査では、
9000年前よりも古い地層から、埋葬された可能性のある
一体分の人骨が発見されました。

人骨は、押引文土器(9000年前)が発見された地層の
さらに下の地層から見つかっており、
骨の各部位がつながった状態で見つかりました。

また、石灰岩の大きな礫が、頭、胸、腹、右腕の4箇所に
のっている状態でした。
骨の交連状態や、人骨に礫がのっていた状況などから、
国内最古の埋葬人骨になる可能性が考えられます

5年間継続してサキタリ洞の発掘調査を行っている
沖縄県立博物館・美術館の山崎真治先生は、
「今回の発掘成果は、その当時の人々が持っていた埋葬に関する精神文化を知る
手掛かりとなるかもしれない重要な発見だと考えています。
今後は人骨の詳しい年代や埋葬されたものかどうかなど、さらに詳しく分析・研究を行って
明らかにしていきたいと思っています。」と語られていました。

※サキタリ洞=「ガンガラーの谷」のケイブカフェとなっている鍾乳洞
※押引文土器(おしびきもんどき)=2013年にサキタリ洞から発見された9000年前の沖縄最古の土器
※これまでのサキタリ洞での発掘調査成果
 ・2012年10月=1万4千年前の人骨と石英製石器の同時出土(国内初事例)
 ・2013年11月=9000年前の押引文土器の出土(沖縄最古)
 ・2014年2月=2万年前の貝器と人骨の同時出土(国内初事例)




発見された人骨。
少し青っぽい色の石の上あたりに頭があり、むかって右側に肋骨、
左側にも肋骨と右腕が見える。






発掘調査現場であるサキタリ洞での記者発表の模様。
(サキタリ洞=「ガンガラーの谷」ケイブカフェ)


インタビューを受ける沖縄県立博物館・美術館の山崎先生。


報道記者への説明に応じる沖縄県立博物館・美術館の藤田先生。






◎ 一般向けの見学会も実施いたします!! ◎

『サキタリ洞遺跡発掘調査見学会』

沖縄県立博物館・美術館では、港川人に続く古代人の化石発見を目指して
毎年発掘調査を行っています。
調査を行っている藤田、山崎 両先生の解説による2日間限定での
発掘調査現地見学会が下記日程にて行われます。
9000年よりも古い時代の人骨が発掘調査現場で見られる貴重な機会です。
ぜひご参加ください。

・日時=平成26年12月13日(土)・14日(日) 2日間

・午前の部①11:00~ 午後の部②13:00~ ③15:00~ (各回30分程度)

・場所=サキタリ洞 (ガンガラーの谷 ケイブカフェ)

 ※参加無料

 ※車でお越しの方は、「ガンガラーの谷」に隣接する
  「おきなわワールド」の駐車場をご利用ください。


  


Posted by おきなわワールド at 21:31文化の話題